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当時の私の家は地下鉄南北線沿線の北34条駅の近くにあり、航大が住む麻生とは駅1つの距離だった。 それ故に会う頻度が増え、気付けば少しずつ航大の事を好きになっていて・・・。 告白してくれたのは彼の方から。 だけど私も彼の事が大好きだったから、当然断る訳がなく・・・。 付き合い始めてからはどちらかの家で半同棲。 そして1年が経つ頃には、私が航大の家へと完全に住み込んでいた。 お互い夜勤のある職種であるため、シフトによっては1人の時間も充分に確保する事が可能。 だから私たちは適度な距離を保ったまま、同棲してからの2年間を共に生活してきたはずだった。 そして、偶然の再会から3年が経とうとしていた頃・・・。 6月の私の誕生日。 航大は最高のプレゼントを私に贈ってくれた。
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