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3年以上付き合っていたのに・・・。
私は航大の事を何もわかっていなかった。
会社の付き合いで帰宅が遅くなる事は日常茶飯事。
だけど同じ家で生活しているから、その程度の事では全く寂しいと思わなかった。
先輩たちに連れられ、時には同僚や後輩たちとも飲みに出掛けていた航大。
多い時は週5日、少ない時でも週2日は飲みに出る。
彼はそこそこの高所得者だったから。
その程度の散財、さほど家計に影響がないと思っていた。
お金に対する考え方が浅はかな航大。
いつしか貯金は底を尽き、気付けば伯父から借りたお金にまで手を出していた。
だけど結婚するまでは航大が家計を管理していたため、私はこの事実をずっと知らずに過ごしていたのだ。
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