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夏樹は紗英が言った瞬間に紗英のほうを向いた。
「田中も一緒に帰るって!」
紗英はうれしそうに話していた。
「ねぇ、せっかく3人で帰るんだからさ。カラオケ行こうよ。」
紗英たちは帰りながら話していた。紗英は突然言った。
「そうだな。行こうぜ。」
紗英たちはカラオケで歌い続けた。
7時、紗英たちはカラオケ店を出て
「田中。結構歌うまいんだね。かっこよかったぞ!」
紗英はふざけた口調でいった。
「お、おう、ありがとう・・・また来ようぜ。」
「もう7時だよね。帰ろうか。」
「そーだね、紗英さん帰りどっち?」
紗英は右を指した
「俺も右だわ。」
「あ、私そっちじゃないから二人で仲良く帰りなよ~また明日ね。」
美香は笑いながら手を振って帰っていった。
「ちょっと、美香!!…美香何考えてるんだか…」
「まぁ、予想はつく。じゃあ杉村、家まで送ってくよ。」
夏樹は家の方向へと歩みだした。
「え?そこまでしてもらうのはちょっと…
分かれ道まででいいよ。
それにそれじゃ美香の思い通りになっちゃ…」
「ん?佐々の思い通りにするんだよ。
俺のこと夏樹って呼んで構わないぜ。」
「え!?う、うん、私のこと、紗英って読んでね。」
紗英は夏樹を追いかけて隣まで歩みだした。
「おう、さ…えのさ。家、俺なんかに知られてもいいのか?」
「何言ってるの?いいよ、別に困ることないじゃない。」
紗英は夏樹の顔を横から見ていた。
夏樹は前を向きながら話していた。
「俺がもし、す…、ストーカだったらどうするよ。
家に毎日来たり、意味もないのに家の周りをうろうろしてたらさ。」
「え?そんな…そんなわけない・・よね?」
紗英は立ち止まり一歩さがりいう。
夏樹は紗英が止まったのを見て夏樹も止まり、紗英のほうを見た。
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