第1章 

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夏樹は紗英が言った瞬間に紗英のほうを向いた。 「田中も一緒に帰るって!」 紗英はうれしそうに話していた。 「ねぇ、せっかく3人で帰るんだからさ。カラオケ行こうよ。」 紗英たちは帰りながら話していた。紗英は突然言った。 「そうだな。行こうぜ。」 紗英たちはカラオケで歌い続けた。 7時、紗英たちはカラオケ店を出て 「田中。結構歌うまいんだね。かっこよかったぞ!」 紗英はふざけた口調でいった。 「お、おう、ありがとう・・・また来ようぜ。」 「もう7時だよね。帰ろうか。」 「そーだね、紗英さん帰りどっち?」 紗英は右を指した 「俺も右だわ。」 「あ、私そっちじゃないから二人で仲良く帰りなよ~また明日ね。」 美香は笑いながら手を振って帰っていった。 「ちょっと、美香!!…美香何考えてるんだか…」 「まぁ、予想はつく。じゃあ杉村、家まで送ってくよ。」 夏樹は家の方向へと歩みだした。 「え?そこまでしてもらうのはちょっと… 分かれ道まででいいよ。 それにそれじゃ美香の思い通りになっちゃ…」 「ん?佐々の思い通りにするんだよ。 俺のこと夏樹って呼んで構わないぜ。」 「え!?う、うん、私のこと、紗英って読んでね。」 紗英は夏樹を追いかけて隣まで歩みだした。 「おう、さ…えのさ。家、俺なんかに知られてもいいのか?」 「何言ってるの?いいよ、別に困ることないじゃない。」 紗英は夏樹の顔を横から見ていた。 夏樹は前を向きながら話していた。 「俺がもし、す…、ストーカだったらどうするよ。 家に毎日来たり、意味もないのに家の周りをうろうろしてたらさ。」 「え?そんな…そんなわけない・・よね?」 紗英は立ち止まり一歩さがりいう。 夏樹は紗英が止まったのを見て夏樹も止まり、紗英のほうを見た。
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