始まり

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ

始まり

私と夏樹、美香は大学の卒業式を迎えていた。 卒業式は終わり 私と夏樹と美香は高一の時に同じクラスだった。 席が近かった私たち三人は仲がよくなり毎日一緒にいた。 あともう一人私たちの一つ先輩の一宮先輩と仲が良くて 一緒に帰ったり休みの日は四人で遊びに行ったりしていた。 大学はバラバラのところに行っていたが 高校を卒業した後よく集まっていた 今日、卒業式の後、駅前の公園で集まることになった。 「やっほー!久しぶりだね。最近忙しくて会えなかったもん。」 美香はすでに公園にいて、紗英に手を振った。 「ひさしぶり!ほんとだよねぇ…」 「夏樹と一宮先輩ってまだ来てないの?」 「うん、みたいだね。光先輩も来るって言ってたけど。 まだ待ち合わせの時間まで時間あるから もう少ししたら来るんじゃないかな?」 美香が携帯を開きながら言った。 「そうだね。…」 紗英がなにかを言おうとしたとき 「よぉ、もう来てたのか、早いな。」 夏樹が手を振って歩いてきた。 「夏樹、久しぶりだね。」 紗英は言った。 「おう、ひさし。」 「ひさしぶり!あとは光先輩だけだね。」 美香がいったら美香の背中を押した人がいた。 「よっ!」 光は美香の背中を押しながら言った。 「うわっ!久しぶりです。」 「うん、ひさしぶり」 光はやさしく微笑む 「ひさしぶりです!」 夏樹と紗英は声をそろえていった。 「あと、卒業できたみたいだな。卒業おめでとう。 卒業祝いで俺がおごるよ。食べに行こうぜ。」 光は言う。 「ほんとですか!?ごちそーさまです!」 夏樹たちは声をそろえていい。 光がよく行ってるという店に案内された。 「へぇ、こういう店ここら辺にあったんですね。」 夏樹は店を見回しながら言った。 4人で飲むのは初めてではないし、 紗英たちが20歳に入ったばかりの時 よく一緒に光が行きつけの店に行っていた。 紗英は笑いながら高校の時の話を思い出していた。
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!