第1章〈生きるとは〉

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雨のバトルフィールドを抜け俺と織田はトレーラーに戻ってきた。 織田も仲間の死を受け入れたのか、元の調子に戻っていた。 俺は濡れた服を着替え高鳥が用意してくれたコーヒーを飲みながら織田達の話を聞いていた。 先程倒したワームが仲間に擬態した事。 それを織田は他のメンバーに伝えていた。 メンバーは皆、思い思いの表情を浮かべていたが誰一人として涙は流さなかった。 ライダーに変身しないとはいえ、彼等も戦士なのだろう。 このライダーバトルは常に生死と隣り合わせであり、いつ自分が死ぬかも解らない。 そんな世界で彼等は戦っているのだ。 そして俺も………
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