第1章 学校

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「お前がどんなに抵抗しても、テストの点数は変わらないぞ。わかったらさっさとテストを渡しなさい!」 その美貌とは裏腹に口調が男らしく、ギャップも合間って生徒に多大な人気を博している。 裏では女王様と呼ばれ、恐怖と羨望の眼差しを生徒から受けていた。 毎年学園祭で行われる先生のランキングは常に1位の座に君臨しており、今年1位になったら殿堂入りさせるという話も出ている。 かつては町の不良を、腕っ節のみで制していたという黒歴史の持ち主でもある。 そんな先生から一喝され、泣く泣くテストを渡したソータの心の傷は思ったよりも深いようだ。 人によってはご褒美となるだろうが、それはまた別の話だ。 ともかく、テストに失敗したソータは、このあと友達のアムドから慰められたのてあった。
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