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………
アリシア様の狙いは逆に返り討ちにしてくれそうな人を探しに行く時間を作ることであった。
…そうして我々は人を探しに出たが、具体的な理由も話せない私達を信用する者が居らず、仕方なく今日戻ってきた時にあの男と会った。
あの男ならと思ったが…。…くっ…。
「何なんだぁ~?今のは~?」
「!?」
…………
「なんで生きてんだよ!?」
…王座に座る変な物体が喋る。
「…今のが攻撃か?レミリアの槍と比べたら児戯だな。…いや、ゴミとレミリアを比べるのはお門違いか。」
紗鬼はゆっくりと歩きだす。
「っ…俺様を舐めるな!!」
また大量の槍が現れ、紗鬼を襲う。
「んで?おいアリシア、ヴェイン。このゴミ何?」
全くの無傷の紗鬼はクィード…ゴミを指差しながら言う。
「っ!!すまない!!理由は後で説明する!!奴から王と第1皇女を助け出してくれないか!?」
ヴェインは叫ぶように言う。
「…貴様!!」
ゴミがヴェインに向けて槍を放とうとするが、
「なら後で上手いものを喰わせろよ?」
ガッ!!
それよりも早く、紗鬼の一撃がゴミの顔面を捉え、壁にめり込ませる。
「…うっ…。」
ゴミが呻き声をあげていると、
ゴッゴッゴッ!!
紗鬼は頭を掴むと壁に何回も打ち付ける。
「二人を解放するか?」
「…だ…れ……が…。」
ゴミは拒否をする。
「なら死ね。」
ドンッッッ!!
紗鬼から放出された気がゴミを焼き消す。
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