紗鬼の一瞬で終わるゴミ掃除…そして再会

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「お母さん!!」 …突如響いた声。…そして聞こえてくる怒声。 「っ蒼華!?」 「行くわよ霊夢。」 二人は蒼華達のいる場所に走る。 …… 「里の人が此処に何しに来たのよ。」 「決まってるじゃねーか!!この神社を壊すんだよ!!」 「そんなこと許さないんだからね!!」 「黙れ!!人間のくせして妖怪の味方をする者共が!!」 大量の男達は松明、斧等を手にして神社を襲おうとする。 「やああぁぁ!!」 「はああぁぁぁ!!」 弾幕を放つ楓と蒼華。…だが、男達は傷つくのを気にすることなく神社に向かう。 「っ!!」 そして一本の松明が神社に投げ込まれた。 「させないよ!!」 松明を覆うように結界が貼られ、火が届かないが、それでもどんどんと松明を投げ込まれる。 「っ!!数が多いよ!!」 「ザ・ワールド!!」 突如響いた声…そして投げ込まれた松明が男達の方に投げ返されていく。 「うわあぁぁ!!」 「熱いー!!」 松明により焼かれていく男達。 「ごめん遅くなった。」 「紗夜花ちゃん!!」 小さいメイド服を着た女の子が二人の後ろに現れる。 「大丈夫二人共!?」 「お母さん!!」 「…これは命だけじゃあ安いわね。」 霊夢と紫も現れ、紫は状況を把握するとスキマを開く。 「…どうしたの紫?…これは…。」 「賢者が何の用だ…。」 スキマから降り立つ幽香と天魔。 「二人にお願いするわ。神社を襲おうとする不埒な愚か者共を…殺しなさい。」 「えぇ。」 「あぁ。」 二人は男達に向かう。 「ちっ!!撤退っ!!撤退だぁ!!」 「させないわ!!」 …霊夢により、神社の周りを囲むように現れた大きな結界。
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