目覚め

7/7
前へ
/178ページ
次へ
紗鬼は人々の声を聞き、気になる言葉を聞いた。 「第1王女と王の病気…か。」 ふーん。と思いながら紗鬼は人知れず城に向かう。 ……… 「どうぞこちらへ…。」 城門前に着くと、門番に槍を向けられるが、アリシアが伝えていたからか、すぐに中に入れてくれた。 「…どうにもキナ臭いな。」 紗鬼は客間に連れてこられたが、道中に見た飯使い達を見て活気が無かったのを見抜くが、王達のこととは思わなかった。…それよりも紗鬼を見て可愛そうな目線を向けていたのを見抜く。 「…嘘を教えている…か…。…ありがちなのは魔族に裏で支配されている…か?」 コンコン。 紗鬼が考えていると、ドアをノックされる。 「準備が出来ました。此方へどうぞ。」 ……… メイドに連れられ、王座の間と思われる場所の前に来た。 「…では。」 メイドは一礼するとその場を後にする。 「…さて、行きますかな…。」 ガチャッ…ヒュンヒュン!!ズドドドドド!! …中に入った紗鬼を火、水、雷、光、闇の色をした大量の槍が紗鬼を貫いた…。
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

124人が本棚に入れています
本棚に追加