⑫兄貴と俺

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ピンポーン… 『はい』とモニターから声がし、『義姉さん、望です』と言うと、ロックが解除されたので中に入り、兄貴の部屋に向かうと、ドアを開けて待っててくれた義姉さん。 「いらっしゃい…望君。珍しいね…」 微笑んだ… 「急にすみません。兄貴に相談があって…」 「うん。さぁ上がって…」 車椅子から降ろされて、俺はハイハイのように進めるようになったんだよな。 リハビリのおかげで……
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