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帰社すると、清野さんの元へ行き、さっきの打ち合わせについて報告した。
新規案件の概要、先方の希望、イメージなどを伝える。
「ん。じゃーまず構成案からだな」
「はい」
頷くと、そのチェックのタイミングなどを決めて席に戻った。
清野さんと仕事の話をすることで、いつも通りの自分を取り戻せた気がする。
メールチェックやその他修正対応等をこなす。
気づいた時には夜になっていた。
集中すると時間なんてあっという間だな。
小さく息を漏らしたと同時、ふいに、頭をこつんと叩かれた。
びっくりして顔を上げると、やはりというべきか、清野さんがすぐ傍に立っていた。
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