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「由憂…?今は何も考えないで、ゆっくりしなさい」
ケイチがまた私を諭すように📲越しに苦笑いをする。
「うん…」
私は、咳込みながら涙をこぼす。
ケイチの優しささえ、今日は何故か哀しい…
「ケイチ…声が出ないよ…」
「うん…もう寝なさい。無理だけはするなよ…
またメールするから…!」
そのあと中々お互いが📲を切る事が出来なくて、なんとなく黙る。
「由憂…?…切るよ?」
「うん…おやすみなさい…」
「またね…」
「うん…」
「……」
咳が酷くなる。
と同時にすぐにこちらから📲を切った。
📲片手にうずくまった。
苦しい…。
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