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――…
「今日もまた凄い泳ぎだったねー。久しぶりだったから溜まってた?」
くすくすと笑いながら俺に缶ジュースを差し出してきたのは唐木だ。
「1週間もお預けくらってたら、そりゃ溜まるだろ」
サンキュ、とジュースを受け取り、
更衣室を出た。
「これ、いつの間に買って来たんだ?」
「あー違う違う。差し入れだよ」
「…差し入れ?」
「相見目当ての子からね~。僕もついでにって貰っちゃった」
(ついでって…、自分で言ってて嫌にならないのか?コイツは)
唐木を横目に、
誰からかも分からない差し入れだが、
丁度喉が渇いていたから有り難く飲むことにした。
「宮下って子じゃないよな?」
「違う違う。一年生の子だよ。相変わらずモテますなぁ、相見殿は」
「その喋り方止めろ」
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