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中学の時からずっと一緒につるんでいるからか、
心底驚いていることはお見通しらしい。
「本当はさ、相見は一番上のお兄さんのことが好きなんじゃないかって思ったから、かなり焦っちゃったんだけど、好きな人いないって聞いて僕にもチャンスあるかな~って」
「っ……あの人は、関係ないだろ…」
「――…なら、良かった。これから僕のこと、好きになってね♪」
急に顔を近付けて来たかと思ったら、
頬に唐木の唇が触れた。
「ちょ、はあ…!?」
頬を押さえながら後退する俺を、
唐木は楽しそうに見つめて来る。
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