第六話【決断】

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学生時代、周りの子がひどく子供に思えた。 ちょっとしたことで恋に落ちたり、たった一度の過ちで友達を失ったり。 彼女たちの日常はころころと変わる。 それは私には出来ない事だったが、だからこそ羨ましくもあった。 もし彼女たちのように、心の赴くままに行動出来ていたら、今とは何か違っていただろうか。 仮に変わったとしたら、それはどれだけ幸せで、どれだけ辛い未来だったのだろう。
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