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ライラックが監視役を務める様だ。
先導するのはエレサ。エナではトロルの棍棒に負けてしまう。
エレサの盾は、周囲を旋回しながら、常に術者を守る意思がある。
エレサの怖がりが影響し、術者を守ろうと盾が成長している。
……………斬って斬って斬りまくり、残ったトロルは後一体。
「シバ。任せるぞ!」
「おぅ!」
エナ達を追い掛け、ほんの数分で広場を見つけた。
あらあら、囲まれている。
エナがエレサの盾の陰から、懸命に魔法で威嚇し、トロルの攻撃を防いでいる。
まだ、4体もいたとは………
直線上で人に当たらないだろうと、50m先のトロルに、圧縮弾を放つ。
トロルの腹を貫き、意識をこちらに向かせる。
その瞬間、トロルの腹から、高速回転する円盤が生まれた。
腹を突き破り、緑色の血を辺りに撒き散らしては、トロルの身体を刻んでいく。
隙に乗じて、エレサの猛攻が始まったのだ。
棍棒を振り上げたトロルの指を飛ばし、棍棒を後方へと落とさせる。
その間に、距離を詰めた龍介が、剣で首を飛ばす。飛び散る血飛沫が人に掛からない様、トロルを蹴飛ばし、後方へと寝かせる。
トロルを蹴った反動で、次のトロルへ飛び、その顔にマシンガンモードの白狼を見舞う。
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