第二章

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シバの発見に、龍介が職業を言い当てる。リアナは母親然と値踏みを始める。 「おお。花を渡した」 「見てれば分かるよ…」 「店に向かうぞ…」 「シバ。声でバレるって、静かにしろ…」 何を興奮してるのやら…… …そうか。花を贈るのか。勉強なります。 こう町で見ると、リザーナ先生は群を抜いて綺麗だと分かる。 「リュースケ君。私、先に帰るね」 エナが開始5分で、罪悪感に屈した。 「…じゃあ、俺も帰るよ」 龍介は、相手が誰か知れれば十分だったので、エナに同調する。 「何言ってんのよ。これからでしょ?」 「そうだぞ。始まったばかりだぞ」 ホント、このカップルは…… 「エナ。次はシバとリアナのデートを尾行しようね」 「……あっ、うん。楽しみだね…」 「二人で、あ~んとかしてるのかな?」 「絶対、してると思うな…」 エナがぎこちないが、効果は十分な様で、シバとリアナが音を上げる。 「分かった。止める。止めるから…」 「シバ。帰るわよ…」 「おう…」 何も走って逃げなくてもいいのに…… 「じゃあ、エナ。花は次で許してくれる」 「…うん。行こう」 ☆★☆★☆ 週一回、リザーナ先生が一段と綺麗な日が出来た。
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