第二章

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龍介の言葉に、死神ちゃんはニコッと笑い。 「へっへっへっへ……」 『いや、褒めてねーよ』 『そうなの?』 『うん。っで、なんで俺ん所に来た?』 『聖剣と魔剣を細工しに来たの』 『細工って?』 『合成すると、聖魔剣…つまり神器に出来るのよ』 『神器を使って、女神を殺すのか?』 『うん』 『……とりあえず場所を変えたい』 『じゃあ、外に…』 ここで神の奇跡なんて物を見せられないので、龍介は心配そうな仲間の顔を見つめ 「大丈夫。敵じゃないよ。少し話があるから、外に出る」 そう口にした。 だが、いろいろ巻き込まれた仲間達は、死神ちゃんを警戒している。 「いや、待て。その子、なんなんだ?」 命の恩人。……とは言えないので、相談する。 『どうする?』 「えっと、私はリョーコ。リュースケお兄ちゃんの妹です」 『はぁ?俺、孤児って知ってるよな』 「妹…」 「……リュースケの妹……。お前も孤児なのか…」 「はい。生前、母は私には兄がいると、名はリュースケだと教えてくれました」 「…確かに、リュースケなんて名前、他には聞かねーけど…」 「はい。ようやく会えました」 「………もう、親はいないんだな?」 なんで、そんな事を聞くんだと、シバに視線が集まる。
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