宝物

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僕の姿が美和に見え…ない…。 あれ…? 僕は…? 頭に激しい痛みを感じる。 泣き声を上げる美和が胸に抱いていたのは壊れた眼鏡…。 そっか…。思い出した。 僕は、あの眼鏡を探しに来たんだ。 美和からもらった大切な眼鏡。 愛する彼女との挙式の前日に僕は事故にあった。 美和を一人にしてしまったのだ。 ずっと探してた。彼女と一緒に買ったあの宝物を…ー。
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