第3話旦那様を好きです。愛してます。

３

「結婚のことです。東城先生との…」

「あぁ…息子の大事な嫁。夏休みまえに言ったとおりだが…」

「こら、木田君、理事長に失礼な事を…

君も北野の先生ようになりたいのかね。」

「エッ…そんな…」

担任は黙ってしまった。

「親父なんかあったんか？」

輝がこちらの席に来た。

「イヤ…」

「そうか…俺はここ？」

理事長が頷くと私の隣に座った。