21 #2

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奏君も『湊…いい子してたか?』と聞く姿がパパなんだなぁって思った。 輝と私も皆さんに『お邪魔します』と言った。 でも、1人の組員さんによってこの場の雰囲気が変わった。 組長の耳元で呟き、出て行った後で組長さんは言った。 「輝君の部屋と蓮君の部屋の間取りは同じだよな?」 「はい。」 「頼みがある。子供達と嫁、孫達をしばらく預かってほしい。」 「ハッ?親父、わかるように言えよ。」 「麻由の親戚が、麻由を探し始めたようだ」 「その会社が東城のライバル会社と手を組むようだが…麻由が東城側にいる事で、使おうとしておるようだ。 そうしない為に、麻由並びに隠すからだ。 雫も彩も学校は休め。蓮は陸じいじの実家にいろ。 ダメか?」
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