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「えっ…すみません。嫌です。お願いです。残してください。」 「規則をお伝えしての行為をされたのは川上君ですよね。」 「親元にも帰れないんです。ですから、職を失うのは困るんです。」 「それは、君の都合でしょう… 奥様の副理事長は穏便にしていただけて良かったのですが、理事長は、不愉快な思いをされたといっていますし…」 「輝、考えてあげようよ…校長もあの時の教師たちよりマシですよ… 解雇しても、前理事長の会長や兄の社長が入る以上職もないのに、親元のも帰れないのなら…」 「美緒、いいかげん校長に任せた結果だろ… 処分は決定だ!ただし他の職に就ける様にはするから…」 処分を聞いて、優しい美緒は、庇うが俺は許せなかった。
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