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壇上から降りてきた5人は、私の傍に戻ってきた。 理事長の輝もだけどね。 「雫ちゃん、大丈夫?」 「うん、美緒ねぇ、ありがと」 「どういたしまして」 雫ちゃんの、隣では、微笑む葵君が、そっと手を握っている。 目で、合図すかのように、私と輝も2人を見守っている。 全生徒達は、校長の話は、聞かず、5人を見ている。 女子生徒は、『2人は、夫婦』とか、『美男美女じゃん』などいっている。 『理事長といとこって、凄いね。』って声もある。
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