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「目付き、俺の事睨んでた。」
「あ、悪いな…そんなつもりじゃなくて
見覚えがあったからつい、凝視しちゃっててさ。ごめんな。」
『見覚え?』
「はい。二ヶ月くらい前かな?
夜の街で、集団に囲まれて喧嘩してた所ってゆーか…目撃しちゃいまして。
あれ?あの時の子だって思ったらつい。」
「芹沢を助けに行った時だと思う。」
私を見て話すイクト、
『芹沢とは…イクトが胸倉を掴んでいた人ですか?』
ゆっくりと頷くイクト。
茶髪の方でしたよね。
私が探しに行った時にいましたね。
「裏切られちゃったけどね。」
無理して笑う彼に
三人とも何も言えませんでした。
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