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『お風呂に入りましょうか。』
「うん。」
早く、イクトの身体を洗いたくて
イクトを連れてお風呂場に行きました。
『湯船を沸かしますので、身体を洗ってしまいなさい。
それからゆっくり湯船に浸かるんですよ?』
追い炊きをして、イクトを見ると
イクトはキョトンとしていました。
「龍月は入んないの?」
『何故私が?』
「……あらってよ。」
んん?
イクトは何故か脱衣所からこちらへ向かってきます。
『お風呂は、一人の方が広くて良いかと…』
バシャッ
………イクトに服を濡らされました。
『何するんですか。』
「早く脱いで、あったまんないと風邪引くよ?」
『貴方が濡らしたんでしょう?』
「しーらない。」
ぷいっと顔を逸らすイクト。
……
「……洗って。」
浴室の椅子に座り私を見るイクト。
『わかりましたよ。』
私は、濡れた洋服を脱ぎ浴室に入りました。
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