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亨さんと過ごす時間が待ち遠しい。
『いつでも連絡して』
そう言ってくれる。
『和花ちゃんが会える時に連絡くれればすぐに行くからね』
その言葉を鵜呑みにしていいの?
亨さんを思い出すと、身体の底が熱くなる。
ムズムズするような感覚と共に、身体が潤ってくるのを感じる。
賢二を思い浮かべても、そんな感覚全くないのに。
百合華は『賢二の浮気はない』と言ってくれていた。
でも、あの姿は絶対に賢二。
尾行をしよう。
百合華はきっと止める。
だから、私一人で尾行することを考えた。
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