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家事を万全に終わらせ、一泊の簡単な準備をすませた。
どこに行くのかは聞いていない。
それは賢二にも、亨さんにも。
私はただ頷くだけ。
自分から聞けば墓穴を掘るだけ。それは今までの人生で分かっている。
余計なことを聞かない。
余計なことをしない。
それが平和に過ごす為のルール。
そのルールを破れば、きっと私はボロをだしてしまう。
あんまり器用じゃない。
だから一つの事しか出来ないのかもしれない。
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