第1章

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三年前に起こった事件「空が割れた日」の際に、かつて住んでいた家と母親の命を奪われた。その瞬間のことはショックで忘れている。ただ、その瞬間のことは悪夢となって、夢に見ることがある。近頃、父親に再婚の兆しがあり、少々荒れぎみ。よく昔住んでいた家のあった場所に訪れることがある。母との思い出を懐かしむためである。 ディーンドライブのパイロットとして、ガリオンと戦うことになるが、実は高所恐怖症持ちで、空中戦の際には苦労することになる。高所恐怖症である理由は、ガリオン襲撃の際に、地上に大きな穴が開き、そこに自分の母親が落下していくのを見てしまったためである。前述のとおり、その瞬間のことは忘れているが、まるでトラウマのようにアスナの深層心理に深く刻まれているため、高所恐怖症が発症してしまった。 ・ルクス 主人公アスナが搭乗することになるディーンドライブ。莫大なエネルギーを生み出すケーバライト、その力を最大限に引き出すために開発された人型機動兵器。ガリオンとの戦闘で得たケーバライトを集め、巨大な一つの結晶にしたものがコアとして搭載されている。人工知能が載っていないにもかかわらず、しゃべり出す。理由は、コアとして使われている「ケーバライトの塊」が意志を持ち、アスナに話しかけているからである。なので、その声はアスナにしか届かない。声は男性。半自律飛行小型戦闘機「エンジェルハイロウ」を五機搭載している。 ・オリト 本名オリト・スラックス、20歳。軍事企業サイクス所属の男性アストロノーツ。 戦場経験豊富で実力もあり、フランクだが気遣いのできる性格。サイクスに馴染めないでいるアスナを何かと気にかけている。左腕は義腕。さらには、その中にケーバライトが埋め込まれており、戦闘の際には、そこから力を得て戦う。その際には、全身の神経細胞が痛みの情報で満たされるため、ろくに喋ることもできない。なので、戦闘の際には、後述するディーンドライブ「オルトロス」がオリトの代わりに、周りへの状況報告などをする。 ・オルトロス
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