溺 愛

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   「なー、なー、家にいろって  ばー。なー。ナナー」   首に腕を回して、腰に足を  絡めて、これなら前みたいに  立ち上がれないだろうと、企  んだ。  「なーなー、うるさい。陽介  もどこかに遊びに行けばいい  だろ。高三にもなってブラコ  ンとか有り得ないから」  「……なんだよ、それ」
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