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「やった!」
土萌は嬉しそうに飛び跳ねた。
「よかったな!」
喜ぶ土萌を秀治はギュッと抱きしめた。
「後はTOMOE=如月 土萌だって何時か公表できるようになれば堂々と付き合えるね」
ニッコリと笑いながら土萌は言う。
「そうだな。
そん時はプロポーズ、しようかな……」
土萌の目を真っ直ぐ見つめ秀治は真剣な表情をしている。
「プ、プ、プ!?」
秀治の言葉に土萌は顔を真っ赤にして動揺している。
どうやら刺激が強すぎたようだ。
「それは二人の自由だよ。
ね?」
秀治の言葉と土萌の反応を見て社長は元也に話をふった。
「好きあってるならいいと思います」
何となく恥ずかしそうに元也は答える。
何だかんだ言って二人の事をちゃんと応援してくれているようだ。
「あたし、待ってるよ」
キラキラした瞳で土萌は秀治を見つめる。
「俺も待ってるからな」
秀治も土萌を見つめ返す。
「恋して無敵、結婚して無敵。
未来のTOMOE像が浮かんできた」
見つめあう二人を見て元也は嬉しそうにしている。
「何だか楽しそうだね」
元也の表情を見て社長は穏やかな顔をする。
「楽しいですよ。
生き生きした二人。
最高じゃないですか」
いちゃつく二人を目の前に元也は言う。
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