夏休みの始まりは全ての始まり

1/7
100人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ

夏休みの始まりは全ての始まり

それは一学期、終業式の日のことだった。 私こと相沢優奈(あいざわゆうな)は、高校初めての夏休みに胸をと きめかせていた。 彼とどこに遊びに行こうかなとか、剣道部の部活の合宿があるなぁと か、いろいろ。夏の予定をウキウキ気分で考えてた。 「終わったねー、今日は顧問の先生の都合で部活が午後からになったから、一緒に帰ろ?」 「……おぅ」 ――この時までは。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!