88人が本棚に入れています
本棚に追加
国道12号線を横断し、商店街と繁華街の入口が向かい合う道を歩いて行く。
そして“有楽街”と書かれたネオンのアーチの下を通過し、繁華街のメインストリートを真っ直ぐ歩いていった。
まだ10時半を過ぎたばかり。
この時間帯は繁華街に人や車がなく、車道の真ん中を歩いていても問題がないくらいに閑散としている。
灯りの消えた沢山のネオン看板。
その中にいくつか懐かしい店の名前を見つけた。
“DRIVE”、それから“Shangri-La”。
あまりお酒を飲む方ではないが、誰かに声を掛けられればこういう繁華街のお店にも飲みに行く。
こんな田舎の寂れた繁華街だけど、この街で働く人たちはみんな一生懸命頑張っているようだ。
小さなお店が廃れず残っている。
これな何よりの証拠なのだから。
最初のコメントを投稿しよう!