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「それではジローちゃんはいただいていきます」
「ちょっ!ちょっと待ってくれ!」
「はい?」
「タマは赤ちゃんのころからうちで育ててきたんだ!僕を飼い主だと知っているからあなたが引き取れば、タマは慣れないと思う!」
「それに…愛着もあるし…」
「…それならジローちゃんをあなたから買い取ります」
「買うって…そんな!」
彼女はタマを置いて外に出て行き、しばらくして戻ってきた。
彼女は手にトランクを持っていた…。
「このトランクいっぱいのお金で買い取ります」
「…あなた、何者なんですか?」
「私は高野財閥の令嬢、高野良子です」
「えっ!あの高野財閥の!」
「はい」
「・・・・・。」
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