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《莉久side》
なんでだろう......。俺は走りながら、考えていた.....。
一昨日、会長と遭遇してからというもの、何故かあの人は俺を追いかけてくる.....!!
そう、只今逃走中です.....!!
「綾瀬莉久....!!待てェェェェ......!!」
「待てと言われて待つ人なんて、会長のファンくらいしかいませんよォォォォォォ!!」
「なんだとォォォォ!!お前、もう一回、言ってみろォォォ!!」
「会長を待てと言われて、待つ人なんて会長のファンしかいないんだよォォォ!!」
「本当にもう一度、言うなァァ!!しかも、言い方悪くなってるぞ!!」
これは俺としたことが、いけないいけない.....。つい、思ったことを素直に口に出してしまった.....。
それにしても、走り続けるのはダメだ....。どこかに隠れよう.....。俺はそこらへんのしげみに隠れた。
「どこへ隠れた......。明日は絶対に見つけて、捕まえてやる.....」
そう言って、会長は何処かへ行った.....。
俺は会長の影が見えなくなったあと、教室に向かった。そうすると、途中で、なんでこの人に会うんだ.....。
俺、最近の運が悪すぎだと思う.....。本当に......。
「よォ、莉久ゥ.....。探したぜ.....」
「よ、横山先生.....」
そう、俺の目の前にいるのは横山先生だった.....。
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