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「ふぅ……これで何とかおさまりましたね」
小柄で銀の天の川のように繊細な長い髪を持つ可愛らしい僕の後輩であり妹のような存在のプレシアはにこやかに僕を見上げて微笑んだ。
「プレシアが来てくれなかったらどうなっていたやら……」
「わ、私なんか別に……っ! そんなことより、カイト先輩が見つけなかったらこの場はおさまりませんでしたよ?」
この場での出来事……それは、1時間ほど前のことである。
僕ーーカイトは一目のつきにくい不良の溜まり場であろう旧校舎の一室に不良がまだ未成年にも関わらず飲酒喫煙をしていたのを発見した。
それ以外にも、教室がゴミの山になっていた。
風紀委員である僕はそれを発見し、風紀委員本部に救援を要請。そこで1番速く来てくれたプレシアと合流し強行突破をした。
案の定戦闘になり、学校独自のシステムで戦いこの場をおさめたのだ。
不良たちはこの後生徒指導という形で先生方に任せ、僕たちは他の風紀委員を待ちながらもこの部屋の掃除をしている。
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