第1章

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 僕は普通の高校生だ。  普通に学校行って、普通に恋愛して、普通に勉強する、至って普通の男の子。  そんな僕は、とあるチャレンジに挑んでいた。  「制限時間あと一分! あと少しだよお兄さん! 頑張って!」  大食いチャーハン!~三十分以内に食べ切れば豪華プレゼント!?~という、商店街主催のイベントである。  僕の唯一の特技である早食いと大食い。それを発揮した結果、残りはあと一口となっていた。  ヒョイッと、残りの炒飯が乗ったスプーンを持ち上げる。  そして。  それを、口へ運ぼうとし────そこで、僕の意識は途切れた。  
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