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柚夢が下に辿り着いた頃には、バスローブはベッドの下に落とされていた。
ギターを弾く綺麗な指は私の上半身のあちらこちらを滑る。
すっかり熱くなった柚夢の唇が太ももの内側を丁寧に愛撫していく。
中々触れてくれない柚夢の動きに私は我慢が出来ず、腰をくねらせた。
「柚夢…!や、だ…早くっ」
「っ…だーめ。そんなお強請りじゃ、触ってあげない」
「やぁっ…意地悪…!」
「じゃあいつまでも触ってあげない」
「…っもう~…柚夢!」
「ん?なーに?」
意地の悪い笑みで私の反応を楽しんでいるコバルトブルーの瞳を睨みながら。
「お願い…っ触って…」
消え入るような声で、強請った。
「はぁっ…可愛すぎ…」
「んあぁ!」
ごくりと、柚夢の唾をのむ音が聞こえた。
厭らしい音が部屋中に響き、視覚からも聴覚からも感覚からも快感が迫ってくる。
「あっ…ああぁ…!や、ダメっ」
「んぅ、気持ちいい?悠…」
「ひゃぁ…っふぅ~…んんっ」
足を持ち上げられて、恥ずかしい格好を目の前で見せつけられる。
さらに柚夢の容赦ない指と舌づかいに。
「っ…ああぁ!!」
鳥肌が立つほどの快感が走り、ベッドのシーツをくしゃくしゃに握りしめた。
「もうイっちゃったの?まだまだこれからなのに…本当に悠は可愛いんだから」
クスッと妖艶に笑う柚夢の肌も熱が上がっていて、欲が膨らんでいる。
それからも私のことばかり苛めて楽しむ柚夢に、3回も舌と指でイかされてしまった。
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