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雲雀『珠理亜、仮にも貴女は生徒会長なんですからそんなに熱り立たないでくださいね』
珠理亜と敦志くんを引き離したのは秘書の【朱塚雲雀】さん。
珠理亜『す、すまない。こいつといるといつも調子が狂う(汗)』
敦志『本来の姿に戻るが正確なんじゃないのかな~?(笑)』
零『敦志くんも!』
私も敦志くんを窘める。
するともう1人の男子生徒が判子を取り出して印を押してくれた。
蒼史『確かに受け取った、これはこちらで保管しておこう』
【龍崎蒼史】さん。副会長で強面だし大きいから同い年でもけっこう構えちゃうんだよね。
玄太『相変わらずだが、お前たちのクラスはまた人任せか?』
零『と言うよりかは私達がやるのが当たり前と言いますか(汗)』
【黒木玄太】さん。珠理亜いわく珠理亜の弟分。私も四人の中でだったら唯一普通に話せるかもしれない。
敦志『んじゃもう帰る』
蒼史『ずいぶんと忙しいヤツだな?』
敦志『お前ら仲良しレンジャーといると疲れんだよ。オレは帰って寝たいし隼也と光と予定があるし』
足早に出ていく敦志くんは相当ここにいるのが嫌みたい。私も要は済んだし行こっかな。
珠理亜『零』
零『ん?』
と思ったけど珠理亜に呼び止められた。珠理亜は幼なじみだけどそれ以上に親友なの。
珠理亜『あのチンパンジーは零の言うことなら昔から聞いていたから、私にもどうにも出来ないときは頼むよ?』
何だかんだ言って気にはしてるみたい。そこが珠理亜の可愛いところ。
敦志くんも似てるように裏では珠理亜を気にかけてる。
ホント似た者同士。
零『うん、任せて』
珠理亜と言葉を交わし私は敦志くんを追いかけて教室に向かった。
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