第1章

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あれから北の森に向けてしばらく進み たき火を囲み夜営をしてる時にツバサが聞いてきた 「ねえワタル?」 「何だ」 「北の森に行ってそれからどうするの?」 俺はツバサの意図を瞬時に察した 「大丈夫、いくら初めにみんなで行こうとしてたからって そこに永住しようとは考えてないよ」 「敵を討つのが先決だしお前の親やル-ツのことも 探し出さないと行けないわけだしな」 「ありがとう」 「北の魔女良い人だったらいいね…」 「そうだな」 「北の魔女ってどんな魔女なんだろ、やっぱり強いのかなぁ」 すると今まで黙って聞いていたバ-ジェットが答えた 「白魔女たちは強いぜ」 「少数ながら黒魔女と敵対してる勢力らしい」 「ワタルやツバサたちと似てるな」 「ハハハハ確かにそうだね」 「ただその中には黒魔女もいて黒魔女からいろいろな事情があって 抜けた魔女でも仲間に迎えてくれるんだそうだ」 「へえ…」 「それと少数なのに何で互角に戦えてるのか不思議に思わないか?」 「戦力的には圧倒的に不利だろ?」 「確かに…俺らはブラックゴブリンとあくまで敵対はしてなかったから 侵略はなかったけど、敵対してたらあっという間に全滅だろうしね
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