0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
あれから北の森に向けてしばらく進み
たき火を囲み夜営をしてる時にツバサが聞いてきた
「ねえワタル?」
「何だ」
「北の森に行ってそれからどうするの?」
俺はツバサの意図を瞬時に察した
「大丈夫、いくら初めにみんなで行こうとしてたからって
そこに永住しようとは考えてないよ」
「敵を討つのが先決だしお前の親やル-ツのことも
探し出さないと行けないわけだしな」
「ありがとう」
「北の魔女良い人だったらいいね…」
「そうだな」
「北の魔女ってどんな魔女なんだろ、やっぱり強いのかなぁ」
すると今まで黙って聞いていたバ-ジェットが答えた
「白魔女たちは強いぜ」
「少数ながら黒魔女と敵対してる勢力らしい」
「ワタルやツバサたちと似てるな」
「ハハハハ確かにそうだね」
「ただその中には黒魔女もいて黒魔女からいろいろな事情があって
抜けた魔女でも仲間に迎えてくれるんだそうだ」
「へえ…」
「それと少数なのに何で互角に戦えてるのか不思議に思わないか?」
「戦力的には圧倒的に不利だろ?」
「確かに…俺らはブラックゴブリンとあくまで敵対はしてなかったから
侵略はなかったけど、敵対してたらあっという間に全滅だろうしね
最初のコメントを投稿しよう!