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「あと別のあだ名があってだな消える魔女とも呼ばれてるらしい」
「消える!?
「そう、消えるらしいんだ」
「黒魔女たちが白魔女たちをアジトらしいところに
追い詰めても忽然と姿を消すらしい」
「魔法を使った痕跡もないらしい」
「それで消える魔女か…」
「しかも白魔女のリ-ダ-が博識でしかも鬼強いらしい」
「魔法がやっかいなのでモンスターたちは魔女の領域には近づきたがらないんだとか」
「まぁ聞いた話だし、実際に会ったことはないがね」
「バ-ジェット詳しいんだね」
「まぁ商売がらな(笑)」
「白魔女仲間になってくれるといいなぁ」
「おい、ツバサ!」
「仲間が多いに越したことはないけど気安く仲間っていうなよ」
「バ-ジェットが仲間になってくれたのは嬉しいけど…だけど俺正直今でも反対なんだ」
「えっ?」
「バルクスと敵対するということは巨大な魔界軍と敵対するということなんだ」
「反乱の件もあるしな」
「俺とツバサは事情が事情だし、ただバージェットは…」
「うん、そうだね…」
その時バ-ジェットが凄い剣幕で反論してきた
「おい!」
「誰が反対だって?」
「俺は来たくついてきてるんだよ、そこのところ誤解するな!」
「すまん…」
「ごめんなさい…」
「分かってくれればそれでいい」
しばしの静寂が流れた
「明日の峠を越えればいよいよ魔女の領域に入る」
「そろそろ寝るか」
「そうだね」
「おう」
俺はバ-ジェットに対して何てことを言ってしまったんだろう…
死ぬかもしれない、それなのに一緒についてきてくれてるのだ
素直にその気持ちに感謝しよう
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