第1章

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朝起きると綺麗なベッドの上で寝ていた 「ここは…」 「黒魔女を助け、暗黒魔道師と戦って…」 昨日の出来事が走馬灯のように甦る 「そうだ!」 「黒魔女…マ-ニャは無事だっただろうか!?」 「ツバサは…?」 「バ-ジェットは…?」 いてもたってもいられず横に置いてあった服に着替え 大急ぎで奥の扉を開き大広間らしき扉に入る 「マーニャ!」 その目の前の風景を見ると全員揃ってお食事中だったようだ マ-ニャ、ツバサ、バ-ジェットが無事なのを確認して安堵する しかし自分のこの状況を再確認すると固まってしまった 「騒がしい人ですね…」 そう大人びた声に誘われ その女性を見ると 妖艶な美女がそこにいた 「ワタル…」 ミネアか 「この方は我がリーダ-フロ―ラル様だ」 なるほどと納得し粗相がないよう俺は挨拶した 「挨拶が遅れました」 「俺はホワイトゴブリンの…」 「ワタルですよね?」 「聞きましたよ…」 マーニャやミネアは俺の名前知らないはずだし、 さてはツバサかバージェットが教えたな?と勘ぐっている最中 意外な言葉が返ってきた 「村長から」 村長…ばかな… 村長は殺されたはずだ それをどうやって… 固まっている俺を見かねてミネアが言った
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