第1章

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「村長が黒蝶の手紙を出したんだよ」 「黒蝶の手紙!?」 「村長の村がバルクスによって滅ぼされたのを知ってるのかしらないが」 「その時にお前たちをよろしくと手紙を出したのだよ」 「最後の力を振り絞ってな…」 「モンスターや鳥なんかが一番早いだろうが、 しかし不自然な動きはバルクスに感ずかれてしまう」 「そこでこの魔界全土どこにでもいる黒蝶を手紙にすることを 咄嗟に思いついたんだろう」 「そんなっ…」 「黒蝶の手紙が来たときはさすがに我々も驚いたよ」「それでこの白魔女のアジトはお前らも見つけるのは不可能だろうし」 「そこで、お前らを探しに出かけ昨日襲われてるところに偶然はち会わせたということだ」 「まぁ、バルクスが相手だったら勝てる見込みはゼロだけどな」 「まさか、マーニャに出会えるとは思わなかったが…」 「ミネアの妹を助けてくださったそうですね」 「感謝いたします」 「妹を助けてくれてありがとう」 フローラルとミネアが深々と頭を下げた 「襲われてるところを偶然鉢合わせただけです」 「それと、村長はなんと!?」 「こちらの方が急をようするな」 「話がそれて申し訳ない」 「村長は…」
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