第1章

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時をさかのぼること村がバルクスに襲われた日 「最後に…お前たちは…」「大事な…息子だった」 涙目を堪えながら二人の無事を願わんばかりだった 「村長…これ以上耐えきれません!」 「もう少し…もう少しだけ耐えてくれ!」 フロ-ラルにどうやってワタルたちのことを伝えればいいか… 鳥を遣いとして村外に出そうにも鳥はこの魔界では貴重な存在…なんかあると感づかれてしまう… どうすれば…!? しかも時間がない… 「うぎゅあ!」 外から悲鳴がする 「皆の者すまぬ…」 途方にくれたその時! 目の前をヒラヒラと黒蝶が通りすぎていった これじゃ!! 黒蝶を具現化し、遣いとして出せば… 「ふん!」 黒蝶にメッセージを残した 頼むぞ…フロラール
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