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キンッ
音だけが今その場合を支配していた。それ以外の音は何もない。そして少しして
べちゃ
リ「えっ・・・・・?」
まるで水を含んだ雑巾を床に落としたような音とリリスの声が聞こえた
彰「呆気ないものだ・・・・・この世界の上級とは彼方の世界で中級にも満たないのか。本当に・・・・・がっかりだ」
リ「ひぃ!?」
リリスの使い魔のユニコーンが真っ二つになると一瞬・・・そう一瞬で私の前に居た筈の彰はリリスの半径三メートルくらいの範囲にいた
リ「ほ、炎よ!我が願いを叶え我が敵を葬れ!【フレイ・・・】」
彰「『零戦五連』」キンッ
リ「ッ?!・・・あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!?」
彰「詠唱までは言わせた。だが魔法名までは言わせない」
またもや一瞬の出来事だった。気がついたら杖を持つリリスの右手が切断され右肩、左脇、右脹ら脛それぞれに切り傷があり一撃だけ地面の土を抉っていた
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