時折見せる空の笑顔に綿帽子がふわふわと泳いでいる

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あの真っ白な雲をちぎってペタペタと青い空に貼れたら 私は何を描くのだろう 驚いた太陽は青ざめるかもしれない だけどきっと楽しみに見ていてくれる 観客も出来たし 頑張って描かなければ 真っ白な雲を羽の形にちぎって 背中にくっつけてから 限りない広い広い空に私の絵を描こう 春風が応援に駆け付け ちぎった先をフウッと丸めてくれた ずっと見ていた太陽もそっと手をかざし 負けずに何かを造り出した あちこちで賑やかに作品を造り上げ また場所を変え造り上げてゆく 普段あなた達が見上げている空は 私達の傑作品なのよと誇らしげな顔で あなた達を見ているのかもしれない
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