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「ちょっと、動くなよ、すぐに済むから」
「真ちゃん、優しくしてね♪」
「あぁ~分かったから」
「あん、真ちゃん!」
「祐子、動くと垂れて」
バタン!
「所長!昼間からイヤラシイ!」
いきなり所長室のドアを開けて入って来たのは、事務員の佐々木春恵さんだった。
春恵さんはうちの探偵事務所の会計、受付、事務員として、働いてもらっている。巨乳で三段腹の未亡人、三人の子供がいる肝っ玉おばさんである。
「「あっ!?」」
そう、春恵さんがドアを開けて目に入ったのは、祐子がロングソファに足を伸ばし、俺が消毒液とガーゼを持ってヒザ治療だった。
「あらあら、まぁまぁ~、私としたことが勘違いしてたみたいね」
春恵さんは照れながら、キッチンに向かった。この事務所はキッチン、トイレ、バスルームまである。普通の賃貸のアパートと同じである。
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