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俺は庭を調べた。庭には犬が出ない様な柵が立ててあった。庭は部屋から窓ガラスを開けて縁台を降りて行く方法。
犬が逃げたとしたら、縁台に登り縁台の横から玄関の方に行くしかない。
俺は気が付いた。縁台の下に犬ならギリギリ入れる隙間がある事に。
家政婦の昭子さんから懐中電灯を借り、照らして見ると二つの光る目が。
「見付けた！！」
俺は依頼人の奥様と家政婦の昭子さんに話した。
「奥様、愛犬マリアンヌは見つかりましたが問題があります」
「えっ、マリアンヌちゃんが見つかったザマスか！無事でザマスか？」
「神崎様、本当でございますか？問題とわ？」
「縁台の下から御屋敷の下に入ったみたいです。人間では入れません。軒下を壊さないと無理と思います」
「それなら、壊すザマス！昭子さん、大工さんに連絡するザマス」
「あっ、奥様！俺の勘ですが、多分、出産準備してるかも知れないので獣医さんとも相談した方が良いと思います」
「えっ、マリアンヌちゃんが？」
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