14人が本棚に入れています
本棚に追加
職人だった父
ただただ恐いと言う記憶しか私にはない
今、私が思うのは、そうであって欲しかったと言う父への想い
そして、子供心には理解出来なかった父への懺悔の気持ちかもしれない
貴方の遺影……
それは特別笑う訳ではないのに、私の記憶の中にある怒っている貴方とは程遠い、穏やかで何かを訴えているかの様
それは悔いとは違う
何だろう………
その優しい眼差しは誰に向けられているのだろう…
貴方が生きてきた道程は決して楽では無かったはずなのに、写真の貴方のその笑顔は、何を感じて何を想って生まれたのだろう
貴方の愛した人は、今も懸命に生きている
貴方の意志を継いでいるのか、それとも自分へ課せられた運命だと受け入れているのだろうか
そして、私は………
最初のコメントを投稿しよう!