§1 食券1週間分

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「怒ってんのかよ。」 「普通怒るでしょ?っていうか、  髪の毛まで切るとか聞いてないんですけど。」 「だって俺の彼女だぜ?  あれは、マジありえない。  サダコかって」 むっかあ~ 「ちょっとぉ、随分じゃないさ。  こっちから頼んだつもりはないんだけど?」 「はは、わりい。」 まあ、すっきりしたしいいんだけどね。 「あ、そうだ。  ねえ、なんであたしに彼女役やらせることにしたの?」 「そりゃあ、後腐れないから。」 「は?」 「あくまで、彼女のふりしてもらえればいいわけで、  その後、彼女ぶられるのはゴメンなんで、  お前、ヲタクみたいだし、  腐女子って言うの?  リアルに興味ないんだろ?  後引かずに済みそうだから。」 「あ、そう…」 なんかもしかしてあたしのこと好きなのかな なんて思ったんだけど そんなわけないか。 がっかり え? あたしがっかりしてる? まさか、羽鳥が好きになったってことはないよね いやいや、ないな。 彼女のふりしてくれとか最テーな男なんだよ。 好きなわけないじゃん。 それにSだし、攻めだし…あ、それは違うかはは…
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