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どしっ
「ぶふっ」
ハンバーガーショップの前で、
前を歩いていた羽鳥が、
ぴたりと止まった。
「ちょっとぉ、急に止まんないでよ。」
学校から一番近いマックは、
2階建て、下のカウンターで買って、
2階にイートインスペースで食べるという形。
羽鳥はその2階のスペースをじっと見つめていた。
視線の先には、
他校の制服を着た女の子が窓際で本を読んでいた。
すらっと背が高くて、大人っぽい印象。
知り合いなのかな?
「おい有川!
今からお前は俺の彼女だ。
ちゃんと芝居うてよ、
失敗したら残りの食券返してもらうからな。」
「えっ!!」
髪を切られた上、
食券返せとはご無体な。
けど、
そう言い返せない切羽詰った羽鳥の様子を前に、
黙って頷かされてしまった。
やってやりましょうとも、
腐女子をなめんなよ、
ゲームでシュチュエーションだけは場数踏んでるんだから。
理想の彼女にプラグイン!
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